私の娘は中学1年生の時に部活を始めて最初はとても頑張っていたのですが、数か月経つとだんだん嫌になり、「やめたい」と泣くこともあって、親としてどう対応したらいいものかとても悩んでいました。
娘に理由を聞いても、思春期特有の「何も話したくない状態」で良く分からず…
同じ部活のママ友に相談したり、ネットの掲示板に質問をアップしてみたりして色々な人の意見を聞きました。
そのうえで本人ともう一度話した結果、自分のペースで部活を続けることにしたのです。
現在中学校3年ですが、時々不平不満を言いつつも、笑顔でここまで続けることができているので、私の対応は間違っていなかったのではと感じます。
ということで今回は、子供が部活に行きたくなくて泣いている場合にどのように対応したらいいのか、実際に私がやったことを書きます。
この記事があなたの悩み解決の糸口になれば幸いです。
部活は大きなストレスになるならやめてもいい

「一つのことを始めたら最後までやりとげる」
私は、父親にそう言われ育てられてきました。
だから、習い事も空手は小学校卒業まで、ピアノは受験前までと区切りの良いところまでなんとか頑張りました。
でもよく考えたら、イヤイヤやっても身にならないし月謝がもったいないだけ。
そして私も中学生のとき部活をしていましたが、先輩が意地悪すぎて嫌で1年生のとき幽霊部員になり自然消滅したんですよね…
部活って学校の勉強とは違い、習い事の延長みたいなものだと思うんです。
だから、大きなストレスがかかるなら無理せずにやめてもいいんですよ。
無理やり続けて心や体を壊すくらいなら、やめて元気に過ごせるほうが子供にとって幸せだと思います。
ただ、親なら気になることがありますよね?
それは「内申書」…
部活をやめることは内申書にひびくのか?
私が塾の説明会で得た情報から感じたことですが、部活を3年間続けたということは、内申点に直接は関係しないけど、良い印象を与える可能性はあるかもしれないという程度。
これは公立高校の一般入試の話で、推薦入試や私立高校では条件が変わってきます。
高校受験の合否は詳細が公開されているわけではないので、部活を続けたか否かが影響するかどうかは全く分かりません。
だけど、部活をしていない子供だって合格しているわけですし、あまり気にしなくてもいいのだと私は思います。
思春期子育てアドバイザー 道山ケイの公式ブログより
▲部活をやめることが受験に影響するかどうか、元中学校教師の見解が書いてあります。
部活をやめたい理由をはっきりさせる

部活をやめるなら、理由をはっきりさせておかなければなりません。
「面倒だから」みたいな軽い気持ちでやめるのは、子供がこれから生きていくうえで良くないクセをつけることになります。
でも子供にとって正当な理由なら、私は部活をやめさせてもいいのではないかと思います。
子供を追い詰めても、良いことは何ひとつありませんから。
娘の場合、部活をやめたい理由は以下の3つ。
- コーチのキャラクターが苦手
- 練習がハードすぎる
- 女子が少なく、練習日に女子が自分1人の時があって心細い
コーチが今まで会ったことのない変わったタイプの男性で、娘は生理的に受け付けないような感じでした。
しかも練習となるとメニューが選手並みに厳しく、ついていくのがやっとだったようです。
練習がきつすぎて、練習から帰ってきて嘔吐してしまったこともあり、トラウマになりかけているようでした。
娘の様子は練習を毎回見に行っていたのでよく分かっていたのですが、せっかく始めた部活だし良い成績も残していたので、ここでやめてはもったいないと思いました。
それに今まであったことを思い起おこすと、習い事を続けたことでそれが娘の今の自信にもつながっていると思うし、競技自体は好きなので、続けた方が娘の将来のためにもプラスになると感じました。
だから、娘のやる気が少しでもあるのなら、私がまわりに働きかけることで続けさせようと決めたのです。
娘とは何度も話し合いました。
でも思春期ですから、うまく話し合えません…
私も旦那さんも「辛いのならやめてもいいよ」と伝えたのですが、最終的に娘は「続ければいいんやろ!」と投げやりになって話し合いは終わりました。
私は戸惑いながらも、娘に部活を続けさせる方向で動くことにしたのです。
やる気があるなら部活を続けられるようにサポートする

娘ができるだけストレスが軽い状態で部活に参加できるように、親としてできることをしようと心に決めました。
ただ、やる気がもうなくなってしまったり、ストレスが強くなったと感じたら「やめてもいいよ」とすぐに言ってあげようと思っていました。
苦手な人ともそれとなく付き合えるように助言
コーチのキャラクターがどんなに特殊でも仕方ありません。
人のキャラを変えることはできませんからね。
子供がこれから人生を生きていく中で、苦手な人でも適度な距離でそれとなく付き合えるスキルは必要なので、娘には勉強だと思って接するように指導しました^^
練習は少し軽めにしてもらえるように依頼
コーチの練習は厳しくて有名でした。
選手として練習してきた男子でもキツイのに、普通に練習してきた娘にとってはかなりの厳しさ。
ムリもないと思ったので、練習を少し軽くしてもらえるようにコーチに頼みました。
すると少しだけですがメニューが軽くなり、娘によく声かけしてくれるようになりました。
娘にしてみれば練習はやっぱりキツイし、コーチに話しかけられるのが気持ち悪いと不満でしたけど、私はありがたかったですね。
練習日に参加できる子をあらかじめリサーチ
練習の時、女子が自分1人だけだったら心細いというのは分かります。
だから、練習日に誰が来るのか早めにリサーチするようにして、女子がいないようだったら休ませたりしました。
ご褒美作戦
大会で良い成績が出たらご褒美をあげるというのもやってみました。
そこまでして部活を続けさせたいのか?と批判を受けそうですね(;^ω^)
勉強ならまだしも部活ですから、ご褒美まで準備して続けさせる必要もないとは思いましたが…
親のサポート【まとめ】
私がいろいろと動いた結果、娘は時々「めんどくさい」と言いながらも、部活を続けることができています。
本人の考えていることがイマイチよく分からない状態は変わらないけど、もう泣いて「行きたくない」と言わなくなりました。
続けられている理由のひとつに、気の合う友達の存在があるのだと思います。
娘は苦手な同級生が多い中、同じ部の友達のことは大好きで、一緒にいてとても楽しそうにしていて、そういう姿を見ると私も安心するんですよね。
娘は周りの人たちに支えてもらい、私も一生懸命サポートしてきたので、少し強くなれたんだと思います。
自分だけで判断せず、人の意見を聞いてみよう

大きな決断をするときは、やはり色々な人の意見を聞くのがいいと思います。
私もたくさんの人の意見を聞いて参考にしました。
部活のママ友
同じ部活のママ友で、みんなをまとめてくれているリーダー的な存在の人に相談してみました。
コーチは私たち親が個人的に頼んでやってもらっているだけだから、娘ちゃんがキツイなら無理して練習に来なくてもいいんだよ。
ホッとしましたね…
他のママさんや子供たちも娘にあたたかく接してくれたので、とてもありがたかったです。
ネット相談
考えても考えても分からなくて、どうしたらいいのか途方に暮れていた時、悩みを相談できるサイトを思い出しました。
りたりこ発達ナビという、発達が気になる子供の親向けサイトです。
Q&Aの「質問してみる」から質問してみました。
質問するには会員登録が必要です。
すると、深夜に書き込んだにもかかわらず、多くの方に返信してもらえました。
励ましやアドバイス、私の考えに対するご指摘などとても参考になるものばかりでした。
- 部活は本来強制ではないので、そこまで嫌がっているなら辞めさせていいのでは?
- 好きで始めたことなのに、泣くのはおかしい。かなりのストレスなのでは?
- もっと子供の気持ちに寄り添ってあげて!
- 親には分からない、子供のやめたい理由があるのかもしれない。
- 親の価値観を押し付けているだけ。
- 自分の子供は部活をやめたら別の道を見つけることができて、今とても楽しんでいる。
確かにそのとおりだと納得。
ネット相談のメリットは以下の3つ
- 匿名で相談できる
- 仲がいい人からは言いづらいことも指摘してもらえる
- 返信が早い
人に相談することで、自分1人では気づけなかったことを教えてもらえて本当によかったし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
やはり迷ったり悩んだりしたときは人に相談するのが一番だなと思いました。

▲「子育ての悩みは誰かに相談しよう」という私の記事です。
まとめ
- 子供が泣くほど部活を嫌がっているならやめさせてもいい
- 部活をやめるなら理由をはっきりさせる
- やる気が少しでもあるなら、楽しく続けられるように親がサポートする
- 部活をやめさせる前に、色々な人の意見を聞いてみる
嫌がっていることを続けるのは、大人であっても無理ですよね。
そう考えると話は簡単です!

▲中学生の対応をまとめた記事ですので参考に!