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人が亡くなってからお葬式までの流れと葬儀費用について。私が父の葬儀で学んだこと。

こんにちは!ゆきなです。

 

私は25歳の時に父をガンで亡くしました。

 

それまで親戚のお葬式に行ったことはありましたが、自分の身内が亡くなって初めてお葬式を出す方の立場になったので、葬儀の一連の流れを経験して理解を深めることができました。

 

そして葬儀費用は思った以上にかかるので、少しでも無駄な出費が減るように気をつけなければいけないことも学んだのです。

 

もし身内が亡くなった場合、当日は悲しむ暇がないくらい、とにかくしなければならないことがたくさんあるので、その時の負担を少しでも軽くできたらいいなと思い、この記事を書きました。

 

もしよかったら今後のためにもぜひ読んでみてください!

 

病院で人が亡くなったらすぐすること

病院で人が亡くなった場合、私が勤める病院では看護師が葬儀社へ連絡を入れます。

この時もし葬儀を依頼する葬儀社が決まっていなくても、病院が契約している葬儀社が霊安室へ運ぶところまではしてくれるので大丈夫です。

 

でもその後はご遺体を自宅もしくは斎場まで運んでもらわないといけないので、葬儀社は早急に決めなければなりません。

 

私の父の場合は、互助会に入っていたので、そのグループ会社の葬儀社へ連絡しました。

 

互助会とは

お葬式や結婚式の時に一度に金銭的負担がかからないように、毎月少額ずつ積み立てておいてその時に備えるもので、そのグループ独自の会員割引を受けることもできます。

 

ゆきな
ゆきな
日頃から情報収集しておくといいですよ!

 

次に、お世話になるお寺にも連絡を入れます。

 

お寺に関わったことがない人は、葬儀社に相談すれば手配してくれるので安心してください。

 

最近では、公営霊園や永代供養墓、海への散骨、樹木葬などお寺に頼らない供養の方法を選ぶ人も増えてきているようです。

海洋散骨

「よりそう」のホームページより

 

 

お葬式なんて、そんなに何度も経験するものではないので何も分からなくて当然。

 

葬儀社の人もそれを理解してくれているので、何でも聞いて教えてもらった通りにすすめていけば大丈夫です。

 

ただ、お金のことだけは葬儀社の言いなりにならないでください!

いつの間にか葬儀費用が高額になっていたなんてことになりかねないので、お財布のひもは絶対に緩めないでくださいね!

 

通夜・葬儀の打ち合わせは費用に注意する

ご遺体が自宅(斎場)に帰ってきて、お坊さんが見えたらお経をあげてもらいます。

その後すぐに葬儀社の人と打ち合わせです。

  • 喪主
  • 遺影にする写真
  • 祭壇
  • 灯篭
  • お花
  • お供え
  • 会葬礼状を作る
  • 香典返しの品物
  • 食事の種類  などなど

 

とにかく決めなけばならないことがたくさん!

 

この時大事なのが、葬儀社担当者のセールストークに乗らずに、自分の意志で決めること。

 

ゆきな
ゆきな
知らない間にどんどんお値段が上がっていくので要注意!

 

プランにはピンからキリまで、棺や祭壇にはランクがあるんですよ。

父の時はなんとなく中くらいのランクにしたんですが、棺は燃やせばなくなってしまうし、祭壇もお通夜とお葬式で使ったあとはいらないもの。

ランクが下の方でもそこまで見映えが悪いわけではなかったので、それでもよかったのかなと後になって思ったのだけど。

 

とはいえ、大事な人が亡くなって間もないので、みんないつもとは違う精神状態…

どうしても流されやすいのは仕方ないと思うので、やはり良心的な葬儀社を選ぶことが大事だと痛感しました。

 

湯灌(ゆかん)の儀はとても感動的だった

私がとても感動したものの一つがこの湯灌の儀(ゆかんのぎ)。

湯灌には、来世へ旅立つ前に現世の汚れを洗い清めるという意味があります。

 

病院で患者さんが亡くなった場合は、看護師がご家族と一緒に患者さんのお体をキレイに拭いて、髪の毛を整え、男性は髭を剃り、女性は薄くメイクすることもあり、その後家族が希望するお召し物に着替えをします。

 

湯灌も要するに同じことをするのですが、私の父の時は湯灌師のクオリティーが違いました。

 

まず家の中に小型のバスタブと携帯シャワーみたいな器具を持ち込み、父の体をキレイに洗い、死装束を着せました。

次に髭をもう一度剃り(亡くなった後にも少しのびる)、黄疸で黄色くなった顔にパウダーをはたいて色が気にならない程度に軽くメイクを施し…

ほっぺたは痩せてこけていましたが、内側に綿を入れて、少しふっくらしたようにしてくれました。

すると本来の父の顔に少しだけ近づいたようで…嬉しかったです。

 

しばらくお風呂に入れていなかった父の体も、すっきり汚れを落としてキレイになったので本当にありがたかったし、湯灌師の技術に衝撃を受けたのでした。

 

湯灌は別料金が発生することもあるので、希望する場合は確認をとったほうがいいでしょう。

 

体がキレイに清められたら棺に納めて、家族みんなで斎場に向かいます。

 

お通夜、葬儀・告別式の流れ

通常、お通夜は翌日、葬儀・告別式は翌々日に行われますが、斎場やお寺の都合を合わせて決められます。

私の父は、当日にお通夜、翌日に葬儀・告別式でした。

 

通夜式

斎場に着いたらゆっくりする暇もなく、葬儀社の人の指示のもと会場準備を始めます。

 

受付を始めると、父の会社関係の人や友人、母や私たち子供の友人や同僚など、たくさんの人が来てくださったので、それぞれに挨拶してまわりました。

 

しばらくして通夜式がはじまりましたが、なんだかあっという間に終わったような記憶しかありません。

 

通夜式が終わったら、来ていただいた方にお食事を振る舞います。

 

父はまだ40代でしたし、とても顔の広い人だったので、とにかくたくさんの方が後から後からやってきて途切れのない感じでしたね。

お料理やお酒も全然足りなくて、追加追加で用意していたことを思い出します。

夜遅くになって人の波が引いて行ったので、父とお線香の見守り役に数人を残して、私たちは一度家に帰りました。

 

葬儀・告別式

翌朝、再度斎場へ。

通夜式とだいたい同じ流れです。

 

葬儀・告別式は、お坊さんが読んでくださるお経が特別のようで、とても長く感じました。

 

葬儀のあと、みんなで棺のまわりに集まり、思い出の品物を棺の中に入れていきます。

父はラガーマンだったので、大切にしていたラガーシャツとラグビーボールを入れ、体の周りをお花でいっぱいにして、みんなそれぞれお別れの言葉を言ってから棺の蓋を閉めました。

 

棺を皆に運んでもらって霊柩車(リムジン)へ、母と私と、弟と妹も一緒に乗りこみます。

 

私たちは「リムジンに乗るなんて、こんな機会くらいしかないね~」なんて冗談を言っていたなぁ…

 

こんな時に冗談なんて不謹慎かもしれないけど、私たち家族は父の死を悲しみながらも、長い闘病生活にピリオドが打たれ、父の苦しみにも終わりが来たことでホッとしていたのかもしれません。

 

火葬から初七日まで

霊柩車は、火葬場へ向かいます。

火葬場についたら早速火葬。

あ…これで父の体は骨になってしまうんだな…と思いにふけっていたのですが、係の人は慣れているのであっという間に連れていかれてしまいました…

火葬は40分~1時間かかりますので、待合室でお茶を飲みながら待ちます。

 

火葬が終わったら骨上げ

骨になった状態で出てくるので、その骨を親族みんなで順番に箸で拾って壺に入れます。

父はガンが骨にも転移していたので骨が細くてもろく、係の人もびっくりしていました。

 

骨壺を持って、斎場に戻ります。

さ…やっと終わったのかなと思ったのもつかの間、今度は初七日法要が始まりました…

 

本来、初七日は亡くなって七日目に行われるものですが、親族みんなの都合を合わせるのが大変なこともあり、火葬後に済ませることが一般的だそうです。

 

お坊さんがお経を読んで、お焼香して、約1時間くらいで終わりました。

 

その頃にはみんなクタクタで、数か月間も看病のため病院に通っていた母は本当に疲れ切って抜け殻みたいになっていました…

 

そんな母を見て、もっと色々と手伝って母の負担を軽くしてあげられたら良かったのにとひどく反省したことを覚えています。

 

初七日法要が終わったら、お坊さんや来ていただいた方への感謝の気持ちと、葬儀が無事に終わったことへの感謝の気持ちをこめて会食をしました。

これを精進落としというそうです。

 

すべて終わり家に帰ってきたら、もうみんなグロッキー状態でした…

その日は何もできずに、お風呂に入ってお布団に直行だったと思うのですが全然記憶がありません。

きっとそれだけ大変だったということでしょう。

 

でも大変なのは、それからもうしばらく続くのでした。

 

お葬式が終わったらすること5項目。それは父を思い出にする作業でした。お葬式が終わったらしなければならないことは①香典・弔電などをチェック②公的手続き③弔問客の接待④喪中はがきの準備⑤遺品の片付け・形見分けです。この作業は、亡くなった人を思い出にするためプロセスで、とても大切なものだと思います。それとともに周りの人々に対する深い感謝も感じることができました。...

▲お葬式が終わった後にすることを書きました!

 

葬儀費用の相場

葬儀には想像以上にお金がかかります。

 

2014年の日本消費者協会による調査では、葬儀の全国平均費用は「156.1万円」。

住んでいる地域によっても、およそ90~200万円くらいの違いがあります。

葬儀の全国平均費用、地域ごとの平均費用

葬儀レビ「葬儀費用がわかる 相場、仕組みなどをわかりやすく解説」より

 

私の父の時は350万円くらい(葬儀社に払った金額)かかったんですが、私の結婚式の時と同じくらいでビックリ!!

多分、弔問客がとても多かったので、返礼品代や食事代がかなりかかったのでしょう…

 

何が何だか分からないけど高額になったではすまされない金額ですので、葬儀費用の内訳はしっかり把握しておく必要があります

 

葬儀費用の仕組み・内訳を知る意味

葬儀レビ「葬儀費用の仕組み・内訳 トラブル防止に理解は重要!」より

▲葬儀費用の内訳についてはこちらのサイトがとても分かりやすく書いてありましたので参考にしてください。

 

実は、それ以外にも納骨堂の費用や戒名をつけてもらうのにも多額の費用がかかります(涙)

 

ゆきな
ゆきな
お世話になるお寺によっても金額が全くちがうので未だに納得できず…

 

 

葬儀社への支払い方法は、現金払い、コンビニ払い、クレジットカード払いと、葬儀社によって違いますので確認してくださいね。

 

ちなみに父の時はどうやって支払ったのか母に聞いたところ、香典をすべて支払いにまわし、それでも足りなかった分は、死亡保険金が下りるのを待ってもらい後日支払ったのだそうです。

 

葬儀費用については、可能であれば事前に数社から見積もり書をもらっておくのが賢いやり方だと思うので以下を参考にしてみてください。



まとめ

人が亡くなったら以下のような流れで事が運びます。

  1. 葬儀社に連絡、打ち合わせ
  2. 湯灌の儀
  3. お通夜
  4. 葬儀・告別式
  5. 火葬
  6. 初七日
  7. 精進落とし

 

大切な人が亡くなって精神的に追い込まれている時だと思いますが、葬儀費用って不透明な部分が結構あるような気がするので、葬儀社の言いなりにならずに必要なサービスなのか否か、金額は間違っていないかをしっかり確認しておく必要があります。

 

そして葬儀社の人はすべてを喪主に確認してきますが、喪主だって身内を亡くしたばかりの悲しみでいっぱいの人なんです。

喪主ひとりに任せきりにせずに、一緒に考えフォローしてあげることが大事だと思うので、ぜひ心にとめておいてくださいね。

 

この記事がいつかあなたの役に立ちますように。

 

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