ある日の朝、小学6年の娘から「学校に行きたくない」と言われました。
この言葉、親にとってはかなりの衝撃だと思います。
体調が悪いと言ってベッドの中から出てきません。
でも微熱ぐらいしかなくて、さほど具合が悪そうでもない…
もしかして宿題が終わってないから行かないって言ってるんじゃ?
色々な思いが頭の中をかけめぐりました。
そして、どうしたらいいのか頭の中が真っ白になったのです。
そのあと私なりに調べ、必死に考え行動したことをまとめて記事にしましたので、一つのケースとしてあなたの参考にしてもらえると幸いです。
学校に行きたくない理由を探る

学校に行きたくない理由を聞く
子供が今まで行っていた学校に突然行きたくないと言い出すには必ず理由があります。
親の方は「何を突然!?」と思うかもしれませんが、子供にとっては我慢に我慢を重ねて爆発した状況なのかもしれませんよ?!
時間をゆっくりとって話をじっくり聞いてあげましょう。
でも子供によっては理由を言いたくないこともあります。
- 親に心配をかけたくない
- 親や先生に怒られそう
- 親のことを信用していない
子供が学校に行きたくない理由を言わないからって無理に問いただしたりしないでくださいね。
どうしても言いたくないのに、無理やり言わされる苦しさは、大人にだって想像すれば分かりますよね。
私も娘にどうして学校に行きたくないのか聞きましたが「具合が悪い」の一点張りでして、よく分かりませんでした。
今は反抗期絶頂期で基本的にはあまり話したがらないし、私の言うことも聞きたくないので仕方ないです…
朝、私が起こしに行っても無視だし、全く起き上がろうとしないので、もうどうしようもありません。
もうお手上げ状態だったので学校に電話し、担任の先生へ娘のありのままを伝えることしかできませんでした。
学校での子供の様子を先生に聞く
担任の先生に子供が学校でどんなふうに過ごしているのか聞いてみましょう。
家で親が見ている様子と全くちがうこともあります。
- 友達とのコミュニケーションがうまくいってるのかどうか
- いじめられていないか
- 勉強や生活態度はどうか
- ストレスになっていることはないか
また、家ではダラダラとしかしていない子でも、学校ではものすごく頑張っていてその落差に疲れてしまっていることもあるんですよ。
娘の場合は「最近クラスでぽつんと一人でいることがあって気になっている」と先生に言われて、とても驚きました。
決して仲間外れとかではなく、グループで活動する時などは円滑にコミュニケーションをとっているので、そこまで心配はしてはいないけど、もしかしたら「心の中で悩みとか心配事とかあるのかもしれないので、話を聞いてあげてください」とのことでした。
そこで娘にそれとなく悩みや困ってることはないのか聞いてみましたが、やっぱり私には言いたくないようで「知らん」「言いたくない」と…(><)
仕方ないです、そういう時期だから。
でも、その後も学校に行きたくなくて休む日が続いたので、私はどうしていいのか分からず、また担任の先生へ電話相談することにしたのです。
担任の先生への相談

子供のことで悩んだら、まずは担任の先生に相談でOKです。
私もまず担任の先生に、娘の今の状況を伝えどうしたらいいのか相談しました。
- テレビを見てしまうので宿題が後回しになって、結局できない
- 夜中まで宿題をするけど、途中で眠たくなって寝てしまう
- 朝起きれない
すると先生はあまり良くないと判断したようで、娘と話すために緊急で家庭訪問していただくことになりました。
先生は家に来ると、娘に向かって優しく声をかけてくれました。
先生は今日、あなたを問い詰めようとか、怒るために来たのではないので安心してくださいね。
あなたがもし困っていることがあったら、それを解決して、あなたを助けるために来ました。
そしてゆっくりと娘から思いを引き出していきます。
- 一緒にいて安心できる友達はいる?
- どうやったら学校で安心して過ごせるかな?
- 宿題が終わっていないから学校に行きたくないというのは本当?
- どうして宿題が終わらないのかな?
- 宿題が早く終わる時はどんな時?
先生は娘の話をひととおり聞き出した後に優しく語りかけてくれました。
学校で大変な思いをしているから、家に帰ってきたらすごく安心できて甘えてしまうんだね。
あなたはお勉強ができるから、そこは心配していませんが、あなたの心や体が心配です。
宿題が終わらなくてもかまわないので、その時は終わらなかった理由を自分で先生にきちんと伝えてください。
それが難しかったらお母さんに連絡帳に書いてもらってもいいです。
それよりしっかり睡眠がとれるようにしてください。
先生は、あなたが学校で安心して過ごせるように努力します。
そして、娘が席を外したところで私に話してくれました。
「一緒にいて安心できる友達」で数人の名前があがっていたので、友達関係はそこまで心配しなくても大丈夫だと思います。
今は、体と心が大人へと成長していく思春期の時期なので、今までは気にならなかった友達関係にも不安が出てきてしまったり、思い通りにならずイライラすることが多くなって、親に反抗するようになったり、体調不良が出てきてしまうこともあります。
娘さんもそのような状態だと思います。
娘さんが学校で安心して過ごせるようにフォローしていきますのでお母さんも安心してください。
先生が家に来て話を聞いてくださって、娘もホッとしていたようですし、私も胸のつかえが少しおりたような気がしたので、相談して本当に良かったなと思いました。
ただ、少しだけ楽にはなりましたが娘の問題が解決したわけではなく、実際朝起きれずに遅刻していく日々は続きました。
子供に無理はさせないように気を使いながら、根気よく付き合っていくしかありませんでした。
この後、担任の先生にすすめられてスクールカウンセラーの面談を受けることになります。

▲私がスクールカウンセリングを受けた体験談を書きました。
担任の先生に相談するのが難しい場合は別の方法を試す
学校の担任の先生には色々なタイプの先生がいらっしゃるし、思うようにフォローしてもらえなかったり、合わないと感じることもあるでしょう。
そういう場合は諦めずに、別のところに相談しましょう。
相談する場所は、スクールカウンセラーや行政の電話相談、インターネットの育児相談などがありますよ。

▲子育てで悩んだ時に相談する場所を紹介した記事ですので参考に。
子供のすべてを受け止める

子供が必死に発したSOSをまずは受け止めてあげましょう。
大人って、常識や体裁を気にしたり、自分が経験したりネットやテレビで得た情報でしか物事を見られないってことありますよね?
そういうの全部取っ払って、子供のすべてを受け入れてあげるのです。
そうしたうえで、子育ての専門家などの力も借りて、子供が今後どうしていったらいいのかを少しずつみんなで考えるのが一番良い方法だと思います。
娘の場合は「学校は行く」と言ったので、先生から宿題は完璧でなくてもOKの許可をもらい遅刻しながらも登校することができました。
でも、子供がどうしても学校に行きたくない、行けない状態であれば、学校に行かない選択肢もアリなんじゃないかなと私は思います。
▲実際に「学校に行かない」経験した人の話はとても貴重なので参考に。
まとめ
子供に「学校に行きたくない」と言われたら、親として対応する方法は以下のとおり
- 学校に行きたくない理由を探る(無理には聞かない)
- 担任の先生やその他の専門家に相談する
- 子供のすべてを受けとめる
簡単に解決できる問題ではありませんが、思春期の子供を適度な距離で根気よく、色々な分野の専門家のアドバイスを受けながら、しっかりサポートしていくことが大切なんだと思いました。
ウザがられないように微妙に距離感を調節しながら(笑)
関連:小学生の子どもから「学校へ行きたくない」と言われた時/子育てカウンセリング リソースポートより
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

▲登校しぶりだった娘への対応の記録をまとめました。