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現役ナースが教える子供の病気を早く見つけてあげる観察ポイントと対応の仕方

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私はもう15年以上ナースの仕事をやってますが、それでも自分の子供のことになるとあたふたしてしまいます…

 

自分の子供の異常は症状がひどくなる前に見つけてあげて、病気が早く治るようにしてあげたいのはみんな同じだと思うので、

今回は、子供の病気を早く見つけてあげるための観察ポイントと対応の仕方をナースの視点からお伝えします。

 

私の息子は3歳の時に大病を患い入院しました

私の息子は現在小学生ですが、3歳の時にある病気にかかり入院治療を受けました

 

最初の症状は熱だけで、熱が出た翌日にはかかりつけの小児科にかかりましたが

薬を飲んでも抗生物質の点滴をしても全く高熱が下がらなかったので、近くの総合病院に紹介状を書いてもらい、入院して治療してもらうことになったのです。

 

その病気には特徴的な症状があり、息子のかかりつけ医がそれにピンときて、すぐ総合病院で治療できるように手配してくれたので、早期に治療を始めることができました。

 

おかげで合併症がでることもなく、1週間で退院することができたのですが、

思い返してみると、熱が上がり始める少し前くらいから何となく様子がおかしかったなと…

 

そんな経験から、子供は自分の具合が悪いことを上手く伝えることができないので

親や近くにいる大人は、子供の変化をちゃんと観察しておかなければならないと痛感したのです。

 

ナースはこう見る「子供の観察ポイント」9項目

①体温

子供の平熱がどのくらいかは把握していることと思います。

体調が悪くなったら1日に最低4回(朝・昼・晩・寝る前)くらいは測り

どのように変動していったかをメモしておけば、病気の診断に役立ちます。

②呼吸

息を吸ったり吐いたりするときに変な音はしないか(ゼイゼイ、ヒューヒュー)

肩で息をしたり、苦しそうではないか

③顔色

赤かったり、青白かったり、どす黒かったり、黄色くないか

④目

目やにや充血がないか

眼球が不自然に動いていないか

⑤皮膚

乾燥していたり、ブツブツは出ていないか、かゆみはないか

⑥食欲

いつもどおり食べれているか、水分は摂れているか

⑦機嫌

元気があるか、機嫌が良いか

いつもどおりに体を動かし遊んでいるか

⑧睡眠

きちんと眠れるか、またはずっとウトウトしているなどないか

⑨おしっこ、ウンチ

おしっこの量(回数)色(濃かったり、赤かったり、茶色ではないか)

ウンチの形状、量、色(赤かったり、白かったり、黒くないか)

 

以上、9項目です。

ナースの視点と言いましたが、いつも子供と一緒にいるお母さんやお父さんなら、子供が普段の様子と違うかどうかはすぐにわかることと思います。

難しいことはなく、大事なのはいつも子供をよく見ておくことなんです。

 

子供のかかりつけ医をもっておくと安心

かかりつけ医とは、普段から予防接種や検診、診療をして、自分の体や病気のことを熟知してくれている近くのお医者さん(病院)のことをいいます。

 

かかりつけ医をもっておくことは、2つの大きなメリットがあります。

  • 小さいことでも気兼ねなく相談できる
  • 過去にかかった病気のデータをすべて持っているので、早期に正確な診断を受けられる

 

そして、もし重度の病気と判断された時は、すぐに総合病院を紹介してもらえます

私の息子も、そのようにして総合病院に送られた一例です。

 

ちなみに息子のかかりつけ医は、小児科医にしては子供に対しても親に対しても不愛想な感じなんですが、診断は正確で、いつも的確な指示をもらえるのでとても信頼しています。

そのような信頼できる先生であれば、安心して子供を任せられますよね

 

夜間、救急病院に行くか迷った時には、電話相談がおすすめ

病院が普通に開いている時間帯であれば、かかりつけ医や、普通の病院に受診して問題ないですが

病院が閉まってしまう夜の時間帯にもし子供の具合が悪くなったらどうしたらいいのかパニックになってしまう親御さんも多いかと思います

 

かかりつけ医によっては、夜間の緊急連絡先を知らせてくれるところもあるのでまずはその番号に連絡し、電話がつながらない時やかかりつけ医がいない場合は

 

小児救急電話相談 #8000 をプッシュしてみてください

 

小児救急電話相談 #8000とは、厚生労働省が行っている、子供の救急電話相談サービスのことです

 

#8000に電話すると、お住いの都道府県の相談窓口に転送されて、そこで小児科医や看護師から子供の症状に合わせた適切な処置や、受診できる病院を教えてもらえる、とてもありがたいサービスです。

 

365日対応ですが各都道府県によって時間帯が違いますので、一度チェックしてみてくださいね。

 

実は私も、夜間に子供の健康電話相談窓口に電話をしたことがあります。

 

息子がお昼間、自宅前の階段の上から下まで転げ落ちておでこを強打…

大きなたんこぶができたけど、すぐ泣いて顔色も悪くないし吐いたりもないので、病院に行くのは翌日でいいかも!と判断して様子を見ていたのですが

 

夜になって、旦那さんが仕事から帰ってくるなり、心配して大騒ぎになったので、旦那さんの会社の健康保険組合の電話相談窓口に電話してみることにしました。

(その頃はまだ#8000はなかった)

 

その時は、担当のナースから具体的な対応の仕方を教えてもらい、とても安心したことを覚えています。

 

ナースの私でも自分の子供だとそうなのですから、『夜の間に子供になにかあったらどうしよう…』と不安になってしまうのも当然です。

でも、そういうとき誰かに『大丈夫だよ』って言ってもらえると本当に安心できますので、夜間に困ったことがあった際は「子供救急電話相談」を利用してみてください。

 

子供のこんな症状には迷わず救急車を!

  • 意識が混濁している、または意識がない
  • 目の焦点が合わない
  • 意味不明の言葉を言う
  • 息が苦しく、唇がむらさき色になっている
  • ひきつけ、けいれん、体が硬直する
  • 大火傷を負った
  • 大けがで出血が止まらない

このような症状はとても危険ですので、事前にきちんと頭に入れておいて、実際に起こってしまったら一刻も早く救急車を呼ぶようにしてください!

 

おわりに

普段の子供の観察のポイントから、夜に具合が悪くなった時の対応、緊急の対応まで書きましたが、大事なことは子供が健康な時はどんな状態か把握しておくこと。

 

それは決して難しいことではなくて、普段の生活の中で自然に観察することができるものなのです。

 

子供がいつもと何か違うと感じたなら、親であるあなたの直感は正しいので早めに医師に相談してくださいね。

親として、愛する子供がずっと元気でいられるように見守っていきましょう。

 

ゆきな
ゆきな
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

https://yukina8.com/hamigaki_child

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