私の大好きな作家ダン・ブラウン。
初めて見た「ダ・ヴィンチ・コード 」の映画ですっかりトリコになってしまい、本が発売されたら必ず読むことにしています。
最近ちょっと時間がとれたので、やっと読むことができたのですが、やっぱり面白すぎ!!
少し焦らすようなところもあるのですが、ダン・ブラウン特有の疾走感にぐんぐん引き込まれてしまいました。
ラングドン教授シリーズの1作目「天使と悪魔」のラストで
「え~!!犯人はあなただったの~!!!」
と、私が思わずひっくりかえってしまった時と同じくらい、「オリジン」のラストも衝撃的!
今回はダン・ブラウン「オリジン」を私の感想を交えながら、あまりネタバレしない程度にご紹介したいと思います。
「オリジン」の魅力
ハーバード大学教授のロバート・ラングドンは、教え子であるカーシュにスペインまで来るよう頼まれ、そこで騒動がおこり、謎解きしていくという展開。
ラングドン教授が自分の知識を活かして象形文字やくさび形文字、暗号などを解読していくところは、本当に興味深くて私も大好きなところです。
毎回登場する美女はオリジンにももちろん登場しますが、今回は人工知能の存在感が大きく、優秀なAIとの掛け合いもとても楽しいものになっていますよ。
それと美術・宗教・化学・人工知能・ソーシャルメディアのそれぞれの分野が絶妙に絡み合ってとても面白いストーリー展開!
ダン・ブラウンの本を読む時いつも思うのは、ハラハラドキドキさせられて読むのをやめられない状況まで追い込まれるのに、ラングドン教授がさらされている状況って、たった1日か2日の出来事なんですよね。
それくらい内容がびっしり充実していて、おもしろいと思わせてくれます。
人類最大の謎について
われわれはどこから来たのか
そして、われわれはどこへ行くのか
これが「オリジン」の大きなテーマです。
- 人類はどうやって誕生したのか?
- 今後人類はどうなるのか?
- 神は本当にいるのか?
- 人工知能と人間は上手く共存していけるのか?
普段あまり考えるようなことではないけれど、誰もが一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
はっきりとした答えは見つかるのか?と物語が進むにつれてグングン引き込まれていきますが、ここはちょっと頭使います(笑)
あなたが納得できるような真実にたどり着くことはできるでしょうか?!
黒幕は誰なのか?
どうしたわけかラングドン教授は、毎回事件に巻き込まれたり、周りで殺人事件が起こったりして大変な目に合うのですが、一番悪い奴は誰なのか?誰が皆を操っているのか?すごく注意して読み進めていたんだけれど…一向に分かりませんでした。
下巻のまだ中盤なのに話がまとまりそうになっていて
ラストに近づいて、だんだん寒気がしてきて、もしかして…
黒幕が分かった時は怖くて背筋が凍り付きそうでした…。
スペインをプチ旅行した気分?!
ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズは、世界で有名な教会や美術館、芸術品や芸術家のことを美しく描写しているのもひとつの特徴ですよね。
スペインに行ったことがある人は、その風景を思い出しながら読むともっと「オリジン」の世界を楽しめると思います。
- グッゲンハイム美術館
- リチャード・セラの彫刻
- サグラダ・ファミリア
- ガウディ設計のカサ・ミラ
私はスペインに行ったことがないので、本に付いてる写真を見たり、ネットでググりながら読みましたけど、とても楽しく完読できました!
でもやっぱり平面の写真で見るだけでは味気ない…。
できれば自分でスペインに行って、美しい景色や芸術に実際に見て触れて堪能したいなって思いました。
看護師なら気になるシーンあり
「オリジン」上巻の最後に、看護師として働いていいる人なら結構気になるシーンがあります。
薬の名前が出てくるのですが、日本では点滴として使用するはずの薬を飲み薬として内服するという描写です。
これ海外では内服薬があるのかな…?という疑問が残りました。
「オリジン」映画化希望!
オリジンの中には映像の描写がたくさんあります。
さすが、ダン・ブラウンなのでとても分かりやすく、映像が頭にイメージできるように詳細に表現されているのですが、やはり実際に見て得られる情報量にはかないません。
あの場面を映像で見ることができたら、どんな感じになるのかなぁっていう興味もあります。
なので、ぜひぜひ映像化してほしいです!
おわりに
なるべくネタバレしないように書いたので、逆に分かりずらかったかもしれません。
でも、すごく面白い!ということは伝わったでしょうか?
よく海外の小説は、登場人物やそれ以外の名称がカタカナなので読みずらいという人がいますが、カタカナ苦手な私でもダン・ブラウンに限っては楽しんで読み切ることができます!
それほどトリコになっちゃうんですよね(^-^)
もし映画化されたらテンション上がっちゃって、また語るかもしれません(笑)
その時はヨロシクお願いします!