先日、身内の手術の付き添いをしてきました。
1番大変だったのは手術を受けていた身内のもので間違いないとは思いますが、こちらも合計7時間も待っていたので、精神的にも肉体的にもかなり疲れてしまいました。
私の経験をふまえ、この記事では
- 手術のかかる時間は?
- 何して過ごしたらいいのか?
- 何を持っていったらいいのか?
- いつまでいたらいいのか?
という手術の付き添いをする家族の疑問に答えていきます。
大切な人の手術の付き添いをする予定のある方の参考になれば幸いです。
手術にかかる時間は病気や手術の方法によって違う
手術にかかる時間は、病気の場所・病状・手術の方法などにより全く違うので、手術を担当する医師にしか分かりません。
手術を受ける前には担当医師から詳しい説明がありますので、その時に手術にかかる時間も教えてもらえます。
ただしあくまでも予定時間だということですよ。
手術をする前には、麻酔をかける時間もあるし、手術が終わっても状態が安定するまで隣の部屋で過ごすことが多いので、予定時間よりもオーバーすることがほとんどです。
余談ですが、手術の説明を受ける時はできれば1人ではなく2~3人で聞くことをおすすめします。
その理由は、医師は一般の人でも分かりやすいように努めて説明してくれますが、それでも分かりづらかったり、一度聞いても忘れてしまったりすることがあるからです。
数人で聞けばそれぞれで記憶しているところが違うので、まんべんなく説明を理解できると思います。
付き添いの役割は安心させてあげる事と待つ事
手術の付き添いは、家族の誰か一人は来るように病院から説明があります。
その理由は、手術中に何かあった場合の連絡や意思確認のためです。
※家庭の事情で家族が付き添えない時は病院に相談してください。
手術に付き添う人の役割は以下のようなことだと私は思います。
- 手術室に向かう前に、そばにいて安心させる
- 手術室に入る前には「頑張ってね!」と声をかける
- 手術中は不測の事態に備えて待つ
- 手術が終わったらねぎらいの言葉をかけてあげる
手術を受ける人は、怖くて緊張してて本当は泣きたいかもしれないし、とても不安だと思います。
だから、いつものように声をかけてあげたり、肩や背中に触れてあげたり、何も言わなくても同じ空間にいてあげるだけでもいいので、張りつめた気持ちをほぐしてあげてくださいね。
ただし、それができるのは手術室に入る前までと手術が終わって出てきた後だけ。
手術中は待つことしかできません。
でもそれは付き添い家族として大切な仕事だし、手術を受ける人も「待ってくれている人がいる」と思うだけで少しは心強くなれるのではないかと思いますよ。
そういう意味でも「手術の付き添い」は必要です。
どうしても病院に行けない事情がある場合もあるかもしれませんが、可能であれば都合をつけて付き添ってあげてください。
「家族が手術を受ける」というのは仕事を休む立派な理由になります。
付き添い家族の人数
付き添う人数についてですが、2~3人が妥当です。
手術が終わったあと医師より説明があるのですが、先ほども言ったとおり2~3人で聞いた方が全体的に理解できると思います。
そしてもうひとつの理由は、手術中必ず1人は手術室前にいるように看護師から言われるからです。
2人以上いれば1人にまかせて、トイレに行ったり、体をほぐすために病院内を歩いたり、売店に飲み物や食べ物を買いに行ったりできますので。
子供を連れてくるのは、基本的にNGのところもあるので確認が必要。
ただし緊急手術のときはこの限りではないです!
ひざ掛け・座布団
女性や冷え性の人は、ひざ掛けと薄い座布団が絶対必要!!
なぜなら冬は足元が冷えるし、夏は冷房で体が冷えるから。
そして何時間も椅子に座っていないといけないので、とにかくお尻が痛くなる。
私は百均のコンパクトに折りたためる座布団を持っていったのですが、なかなか良かったです。
飲み物・軽食
手術時間にもよりますが、待合室の椅子でも食べられる軽食と気軽に水分補給できる水筒やペットボトル入り飲料が必要です。
あとは気分転換できるようなガムとかアメみたいな、ちょこっと口に入れるおやつがあるといいと個人的に思います。
時間をつぶせるもの
手術している人は頑張っているのに「時間つぶし」なんて不謹慎かもしれません。
でも手術が終わるのを何時間も待っていないといけないので、合間ですこし息抜きしないとこちらまで倒れてしまいそうです。
たまたま私の身内は、長時間(5時間予定)だけど命と隣りあわせの手術というわけではなかったので、私の方も少し余裕がありました。
私は母と2人で付き添ったので、おしゃべりしたり、テレビをぼーっと眺めたり、母は読書、私はiPad Proでブログを書いたりもして何とか時間を過ごすことができたのです。
病状によっては命にかかわるような手術で、究極な精神状態のご家族もいることでしょう。
手術が無事終わりますように…。
手術のあとは状況の許すかぎりそばにいてあげて
手術がおわったら担当医師から、手術がどのように行われて結果はどうだったかなどの説明があります。
手術を受けた人は一度意識レベル確認のために起こされるので、私の身内も手術室から出てきたときは目が開いていてしゃべれる状態でした。
手術室から病室に戻ってきて
「もう帰っていいよ」
気を使ってくれたのだとは思いますが、あっさり言われたので、母と一緒にそそくさと帰ったのでした。
人によっては、しばらくそばにいてほしかったり、体の自由がきくようになるまで身の回りのことをしてほしいと思うこともあるでしょうから、面会時間のゆるす限りはついていてあげるのがいいと思います。
まとめ
- 手術にかかる時間は病気によって違う
- 手術を受ける人を少しでも安心させてあげよう
- 手術中は待つことしかできない
- ひざ掛け・座布団・時間をつぶせるものを持っていこう
- 手術後は時間のゆるす限りそばにいてあげよう
以上、家族が手術を受ける時の付き添いについてという記事でした。
あなたの大切なご家族の手術が無事に終わることを心から祈っています。