コラム

胃カメラは鼻、口どっちからするのがラクかは個人差あり!元内視鏡室ナースがくわしく教えます!

こんにちは!

元内視鏡室ナースのゆきなです。

 

最近、胃カメラは「鼻から挿入した方が苦痛が少なくて検査中に会話もできますよ」という病院が増えてきましたね。

 

私は口からも鼻からも(こっちは結局できなかった)胃カメラをしたことがありますが、鎮静剤を使って口からするのが一番ラクだと感じたので、どちらが楽かは人によるのだと思います。

 

そこで今日は、胃カメラを鼻からする場合と口からする場合のメリット・デメリットを解説します。

 

これから胃カメラをする予定のある人や、鼻からと口からどっちが楽なのか疑問に思っている人が読むと今後の参考になると思いますよ!

 

鼻から胃カメラはオエっとならない

鼻からだと、のどの奥をカメラが通らないのでオエっとえずくこと(嘔吐反射)が少ないのでだいぶ楽です。

 

※この嘔吐反射は若い人ほど強く、年をとるごとに弱くなってくる傾向にあります。

 

また、鼻からだと使うカメラも細くお話もできるので、不安なことを訴えたりすることもできます。

 

でも鼻から胃カメラする場合にも辛いことはあります。

 

鼻の麻酔がけっこう辛い

鼻の麻酔は、麻酔のゼリーを鼻から入れて、のどに流れてきたらそれを飲み込みます。

 

ゆきな
ゆきな
これが、ものすごく気持ち悪い!

 

3分ほど時間が経ったら、胃カメラとおなじ太さの管を鼻から入れてみて、これが入れば胃カメラも入れられるということで準備OK。

 

たいていの人は難なくできることですが、私は花粉症持ちなので鼻への刺激がけっこう辛かったですね…

 

胃カメラが鼻から入らない人もいる

  • 鼻の奥の空間が狭い
  • 鼻の骨が曲がっている
  • 鼻たけがある

 

私の場合は、花粉症持ちなので鼻の奥の粘膜が固くなっており、カメラが入りにくいと言われました。

 

鼻麻酔してカメラで鼻の中をグリグリされて、しかも入らず鼻血が出ただけだったので、痛くて涙が出てしまい…

 

もし胃カメラが鼻から入らない場合は、口からの胃カメラに切り替えてもらえるので検査自体は受けることができますので安心してください。

 

口から胃カメラは鎮静剤が効けば苦しくない

鎮静剤を使った場合薬の効果があれば、眠っている間に胃カメラが終わってしまうので苦しさを感じることはありません。

 

人によっては鎮静剤の効果が切れて目覚めた時、検査をしたかどうかも覚えていないこともあります。

また「よく眠れてきもちよかった〜」と喜ぶ人もいるくらい…笑

 

ただ、まったく鎮静剤が効かなくて苦しかったという人や、検査中は全然効かなかったけど、検査が終わってから緊張の糸が切れたように眠り込む人もいます。

 

鎮静剤が効きにくい人

鎮静剤が効きにくい傾向にある人は以下のとおり。

  • お酒を大量に飲む
  • 睡眠薬や精神安定剤を常用している

 

鎮静剤の効果があまりない人は、胃カメラの時の苦痛を感じることが多いですね。

 

でも心配いりません。

 

だいたいどこの病院でも鎮静剤を使う使わないに関わらず、事前に喉の麻酔をするので誰でも胃カメラは飲み込めます。

ちょっとキツいけど(>-<)

 

喉の麻酔は鼻の麻酔と同様に、麻酔のゼリーを口の中の喉に近いところで3分間ふくんでおき、その後飲み込みます。

オエっとなりやすい人は、麻酔のスプレー(すごく苦い)を追加することもあります。

※病院によって麻酔方法に違いあり

 

胃カメラを上手に飲むコツ

カメラが喉のところに来たら先生から合図があるので、太いうどんを飲み込むイメージでのどをゴックンと動かします(これでもうカメラが食道に入っていってます)

ゆきな
ゆきな
ここが一番キツイところ!

でもだんだん慣れてきます!

 

あとは体の力を抜いてダラ~ンとして、喉をポカーンと開けておくようにして、鼻からゆっくり息をしているだけでOK!

※体に力が入ると喉にも力が入って苦しくなってしまうので気をつけましょう。

 

鎮静剤を使ったあと注意すること

鎮静剤を使った後は薬の効果がきれたかのように思えても、いつもより頭の働きが悪かったり忘れっぽかったり、急に眠気が来たりします。

 

検査の当日は1日以下のことはできません。

  • 車(自転車)の運転
  • 危険をともなうような作業
  • 重要な仕事

 

ゆきな
ゆきな
できれば家で寝ていてくださいね!

 

自分は大丈夫だって思いましたか?

 

でもね、さっきお渡しした書類を「もらってない」と言い張ったり、次に行く場所を案内しても迷子になってしまう患者さんを何人も見たことあるので要注意ですよ!

 

私も鎮静剤を使った日は、病院で2時間、家に帰って3時間も眠ってしまったので薬の作用って恐ろしいなと思い知った次第です…

 

鼻と口では使う胃カメラの種類がちがう

検査や治療に使うカメラはたくさんの種類があります。

胃カメラ、大腸カメラ、気管支鏡、膀胱鏡、その他諸々。

 

通常胃カメラに使われるのは、鼻からだと直径5mmの細いカメラ口からだと一般的に使われる直径9mmのカメラです。

 

それぞれのカメラの特徴を比べてみましょう。

 直径5㎜のカメラ 直径9㎜のカメラ
 苦痛 最小限 ある
 画像 やや劣る 鮮明
 生検 できる できる
 その他の処置 できない できる

※生検とは、胃の組織を少し採取して、その細胞が良性か悪性かを調べるもの。

 

直径9㎜のカメラは患者さんが飲み込む負担はあるけれど、もし出血していれば止血の処置をすることもできるし、気になるところが見つかった時には精密に胃の中を観察することができます。

 

検診や人間ドックの場では異常がないか検査するだけだと思いますが、胃の調子が悪くて病院に行くなら、大きめのカメラでしっかり観察し必要な時には処置してもらえる方が、私はいいと思います。

 

まとめ

胃カメラは、鼻からするのと口から飲むのどちらがラクかは人によって違います

 

私は以下のようにするのがいいのではないかと思いますが、あとは主治医としっかり相談してどちらにするか決めてくださいね。

 

  • オエっとなりやすい
  • 眠る時間がない
  • 検査のあと仕事がある

⇒ 以上のような人は鼻から胃カメラ

 

  • 胃カメラに恐怖心がある
  • しっかり胃を調べてもらいし、何かあったら処置してもらいたい
  • 眠る時間がある

⇒ 以上のような人は鎮静剤を使って口から胃カメラ

 

胃カメラ検査、頑張ってくださいね!!

ゆきなでした。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください