こんにちは!ゆきなです。
実は私、子供の頃からずっと片頭痛に悩まされてきました。
片頭痛は季節の変わり目やストレスがかかった時に起こりやすいため
今は私にとって、片頭痛を起こしやすいシーズンなのです。
もしかしたら私と同じように悩んでいる方がいるのでは?と思ったので
今日は片頭痛が起こった時の対処法や、予防についてお話します。
どうして片頭痛や閃輝暗点が起こるのか?
片頭痛は、脳の血管が収縮したあと拡張することで、周りの神経を刺激して痛みが起こります。
閃輝暗点とは、片頭痛の前駆症状として起こる、目の前がチカチカしたり、キラキラ光るモザイクのようなものが見えたり、視野が欠けたりする症状で、片頭痛の約20~30%くらいの人がこの症状を持っていて、こちらも脳の血管の収縮と拡張が原因でおこると言われています。(まだはっきり解明されていない)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/閃輝暗点
↑↑ これは閃輝暗点を絵で表したもの。
私も片頭痛発作の時はだいたい閃輝暗点が見えるのですが、本当に気持ち悪くて最悪です…
閃輝暗点が見えたら、まず眼科と脳神経外科を受診してください。
目の異常、脳の異常の可能性もあります。
片頭痛の特徴
片頭痛は、片方あるいは両方のこめかみ辺りがズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴で、歯や目の奥がしぼられるように痛む人もいます。
頭痛以外にも、吐き気・嘔吐・めまい・頻尿・下痢や、音・におい・光に敏感になったり、言葉が出にくくなったり、物が考えられなくなったりする症状もあって、気分が悪いし、体を動かすことで痛みがひどくなるので、寝込んでしまう人も多いです。
頭痛の種類には色々とありますが、片頭痛に似た頭痛としては緊張型頭痛があります。
緊張型頭痛は、肩や首、周囲の筋肉が緊張することで血行が悪くなって出てくる頭痛のことです。
片頭痛 | 緊張型頭痛 | |
---|---|---|
痛み方 | ズキンズキン | 頭全体が締め付けられる ような痛み |
痛む場所 | 片側or両側 | 両側~頭全体 |
痛む時間 | 数時間~数日間 | 数日間続く |
起こる頻度 | ときどき | 持続する |
▲片頭痛と緊張型頭痛の違い
片頭痛のみ起こる場合と、緊張型頭痛も併発している場合、それ以外の頭痛の場合もありますので、頭痛がひどい時は自己判断せずに脳神経外科や神経内科、頭痛外来がある病院で医師に診察してもらってくださいね。
片頭痛がおこりやすい時期
片頭痛は、季節の変わり目(気温差が激しい時期)や、気圧の変動が激しい時期に頻発します。
春といえば、少しずつ温かくなる段階で、急に暑くなったり寒くなったりするし、春一番など低気圧が日本に近づいてくる頃ですので、脳の血管も影響を受けやすいようです。
また、梅雨や台風の時期も気圧の変動が激しく、片頭痛がおこりやすいので注意してくださいね。
片頭痛の対処法
片頭痛の発作に発作に襲われたら、早い時期に鎮痛剤を飲むのがいいです。
薬を飲むタイミングは薬の種類によって変わってきますが、どちらにしろ痛みが始まったらすぐに鎮痛剤を飲まないと、痛みがひどくなってからでは効きません。
鎮痛剤を飲むまで痛みがひどくはない場合でも、暗くて静かなところで横になったり、脳の血管を収縮させるために頭を冷やしたりすることで楽になることもあります。
片頭痛に効く薬について
片頭痛が起こった時、痛みがまだ軽い場合には一般的な市販の鎮痛薬でも効くことはありますが、痛みがひどかったり他の症状が出てきた場合には効かないことが多いです。
現在、片頭痛の治療には、予防薬か治療薬が使われます。
- 予防薬 - 片頭痛が頻繁に起こる人に対して、片頭痛発作が起こらないようにあらかじめ飲む薬
- 治療薬 - 片頭痛が起こったらすぐに飲むことで、頭痛やそれに伴う症状を和らげる薬
予防薬は、片頭痛発作が月に2回以上ある方や、治療薬だけでは生活に支障がでるほど症状がひどい方に処方されます。
私の場合、先月からもう3回発作が出ていますが、症状も痛みもそこまでひどくないので、予防薬は必要ないでしょう。
片頭痛の治療薬としてはトリプタン製剤が一般的で、この薬は広がりすぎた血管や刺激を受けている神経に作用して、刺激が脳に伝達するのを遮断し、頭痛もそれに伴う不快な症状も抑えてくれます。
トリプタン製剤には、錠剤、口腔内崩壊錠(口の中で溶ける)、点鼻薬、注射薬と種類があるので、医師と相談して、自分の生活に合った薬を処方してもらってください。
私が以前処方してもらったのは口腔内崩壊錠で、主治医が「仕事中でもすぐに水なしで飲めるように」と選んでくれました。
ただ、トリプタン製剤は、息苦しさや眠気、めまいなどの副作用がきついと感じる方もいるし、持病がある人は処方できないケースもあるので注意が必要です。
そして、トリプタン製剤は飲みすぎると、さらなる頭痛(薬物乱用頭痛)を引き起こす原因にもなるので、あまり頻回に飲まなければならない状況であれば医師に相談して、予防薬を使うなどを考えたほうがいいかもしれません。
トリプタン製剤は結構お値段が高いです。
私が飲んでいたマクサルトは保険適応で1錠300円くらいでした。
今はジェネリックが出ていて、保険適応で1錠120円くらいです。
片頭痛・閃輝暗点の予防対策
片頭痛発作が起こったら薬を飲めば楽になれますが、薬には必ず副作用があります。
できれば、薬に頼らないで片頭痛や閃輝暗点がおこらないようにしたいですよね。
それには日頃から片頭痛や閃輝暗点にならないような自己管理をしっかりすることが大切です。
片頭痛が起こる要因としては以下のことがあげられます。
片頭痛の要因
- 睡眠不足、寝すぎ
- 食べ過ぎ、過度の空腹
- チョコレート、赤ワイン、ナッツ類、チーズ
- ストレス、緊張から放たれた時
- 環境(気圧、気温、騒音、におい、強い光、人ごみのストレス)
- ホルモンのバランス異常(女性)、生理との関係
- 過労
このようなことが引き金となって片頭痛が起こることが分かっているので、片頭痛発作を起こさないためには規則正しい生活をして、疲れやストレスをためないように気をつければいいわけです。
ただ、疲労やストレスはある程度は仕方のないことですし、気圧などの環境についてはコントロールできないこともありますよね?
女性であれば、ホルモンバランスが崩れることも避けては通れないので、片頭痛の要因になることをしっかり頭に入れたうえで、上手く付き合っていくしかないんです。
サプリメントも上手に使おう!
片頭痛の予防には、ビタミンB2やマグネシウムも効果的です。
ビタミンB2やマグネシウムを含む食品を積極的に摂るよう気をつければいいのですが、なかなか忙しくそこまでできないので
私は、片頭痛が起こりやすい春や夏の台風の時期などはビタミンB群のサプリメントを飲むようにしています。
それでなんとなく片頭痛発作を回避できている気がする(笑)
片頭痛は他人に理解してもらいにくい
片頭痛や閃輝暗点のことは、医師や看護師に説明してもなかなか分かってもらえないのに、一般の人に理解してもらおうとするのは結構大変…
だから、今までお世話になった学校の担任の先生や、今の職場の同僚・上司にはあらかじめ以下のように伝えて、対応をお願いしていました。
- 時々片頭痛発作が起こること
- 閃輝暗点のこと
- 閃輝暗点が出ている時は、物が見えずらい
- 頭痛とともに気分が悪くなるので早退させてもらいたい
私自身、片頭痛で子供の頃から苦労してきたので、自分の子供にはこんな苦労はさせたくないと思っていたのに、先日小6の娘が、この閃輝暗点を初めて見たようです。
実は、片頭痛は遺伝的な要素があると言われていて、私の母も妹も片頭痛持ちなので、もしかしたらと思っていたのですが…
▲こちらの記事では娘が片頭痛を発症したと思われる話を書きました。
学校の先生向けのパンフレットを作成してリンク貼ってますので、興味のある方はダウンロードして使ってください!
おわりに
片頭痛や閃輝暗点は本当につらいですよね…
片頭痛は年をとったら症状が出なくなる人もいれば、一生付き合う人もいるのだとか。
ただ、片頭痛が起こらないように気をつけたり、もし発作が起こったとしても対処法を知っておけば、なんとか乗り切っていける病気ですので、私と一緒に頑張っていきましょう!